自分を客観視する能力は、社会へ出て仕事をする際に非常に重要なスキルの一つ。この自分自身を客観的に認知する能力を「メタ認知」といいます。
メタ認知能力が高い人は、人とコミュニケーションを取ったり、仕事の進行や目標を定めたりといった能力に優れているといわれているのです。
社会人として身に付けたい「メタ認知」の必要性や向上させる方法などについて解説しましょう。
1.メタ認知とは
「メタ認知」とは、自分が認知していることを客観的に把握し、制御すること、つまり「認知していることを認知する」ことです。
メタ認知の能力をアップできれば、自分自身を冷静に見られるようになります。それにより、高い目標の設定やそれを達成する力、問題解決能力などを引き上げることができるでしょう。
ビジネススキルとして非常に有効なため、近年人材育成の観点で注目を集めています。
メタの意味
メタ認知の「メタ」には、「高次の」という意味があります。従って自分が「認知している」こと、たとえば記憶や思考、学習したことなどを、「高次の」(=メタ)視点から認知しよう、というのが「メタ認知」の直接的な意味になります。
メタ認知の定義
メタ認知の定義は、「認知していることを認知すること」です。つまり、人が認知するに至ったきっかけから結果に至るまでのすべてのことを、自分自身で把握する、ということです。
たとえば、自分が何かをしているときに、自分の中のもう一人の自分が冷静に見ているように感じた経験はないでしょうか。
こうした自分が能動的に行っている言動について、もう一人の自分が客観的な立場から、その言動を調整したり調和したりする能力をもって、「メタ認知」と定義しているのです。
メタ認知の概念の起源:ソクラテス
メタ認知の概念の起源をさかのぼると、古代ギリシャの哲学者ソクラテスにたどり着きます。あの有名な「無知の知」という考え方です。「彼らは何も知らないのに知っていると思い込んでいるが、私は何も知らないということを知っている。」
これは、自分が認知している内容を認知している、つまり、メタ認知ができているからこそ言える言葉でしょうら。
3.メタ認知の能力が高い人と低い人の違い
メタ認知能力は、自分を客観視するだけでなく、自分自身の思考や能力を把握した上で現状を確認したり、さらに行動を変えていったりするなど複雑な過程が求められる能力です。
このメタ認知能力の高さは、どのような状況で発揮されるのでしょうか。具体例を見てみましょう。
メタ認知能力が高い人の場合(具体例)
良好な人間関係を築くには、メタ認知能力の高さが重要となります。たとえば、恋人とケンカをしてしまったとしましょう。多くはその場合、お互いに腹を立てて相手のマイナス面ばかり考えてしまいます。
そんなときメタ認知能力が高い人であれば、ただ腹を立てるだけでなく、「どうして相手が怒ったのか」「自分に非はなかったのか」ということを客観的に考え、分析できるのです。
冷静に自分を含めた全体の状況を把握することで、同じ失敗を防ぎ改善へとつなげられます。この能力が高い人は、人間関係はもちろん、仕事もうまく進めることができるはずです。
メタ認知能力が低い人の場合(具体例)
反対に、メタ認知能力が低いとどんなことが起こるのでしょうか。たとえば、恋人との初デートでお店を選ぶことになったとしましょう。
その際メタ認知能力の低い人は、相手の希望は一切考えずに「自分が好きだから」という理由でラーメン屋に連れていく、といった行動を取ります。
たとえ相手の好きな食べ物がラーメンではないと知っていたとしても、お構いなしに自分のしたいことをしてしまうのです。
デートに限らず仕事や人間関係全般で同じようなことが繰り返し起こるので、周りから「空気を読めない人」と思われやすくなります。
4.メタ認知をトレーニングする重要性・必要
上記で紹介した具体例を読んで、「自分はメタ認知能力が低いかもしれない」と気付いてしまった人、諦める必要はありません。メタ認知能力は、訓練によって高めることができます。
- それがなんだ、他人には関係ない
- もっとひどい人だっている
などと考え、自分の欠点を受け入れることができなくなってしまうのです。このような場合、人からアドバイスをもらっても聞く耳を持たず、ひどい場合には「自分はこういう人間だから」と開き直ってしまうでしょう。
また、そもそも自分のことを自分で知ろうとせず、「自分のことを理解してくれない周囲の人間が悪い」という考えに至る場合もあります。
メタ認知能力が低いと、自分で自分の成長の機会を絶ってしまったり、他人に迷惑をかけてしまったりすることになるのです。
メタ認知能力が高い人は、激しく変化する世の中で、自分の知識や考え方は古くないか、過去の栄光に縛られていないかを冷静に確認し、常に自分を変化できます。
変化に柔軟に対応できる能力は、今の世の中ではビジネスでもプライベートでも非常に重要なのです。
②自己分析が上手になる
メタ認知能力が高い人は、自己分析能力にも優れています。自分を客観視してモニタリングすることに長けていれば、おのずと自分に足りないものが見えてくるからです。
メタ認知を極めると、自分にはこんな傾向がある、こんなところが弱点だということを理解し、冷静に自己分析できるようになります。冷静で客観的な自己分析ができれば、それだけ自分を成長させる機会は増えるでしょう。
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